近年、世界的に気候変動や環境汚染の発生が多発してきていることから環境問題に対する関心が高まりつつあります。こうした観点から、私たちも自らの事業活動を環境問題との関わりや影響度合いなどを今一度確認し、環境の保全活動に自主的かつ積極的に取組み貢献していくことが経営の重要課題であると考えております。
Reduce(リデュース)、Recycle(リサイクル)、Reuse(リユース)の3つの単語の頭文字を表します。
これまでムダに焼却処分されてきた廃プラスチックをR.P.F(Refuse Paper & Plastic Fuel)という燃料に蘇らせて利用するボイラーです。ウラセ、マルサンアイの加工における主原料である繊維もR.P.F燃料として再資源化(Thermal Recycle サーマル・リサイクル)しています。
R.P.Fボイラーを導入することにより、CO2排出量が多い重油使用量を従来の5分の1に抑えられます。染色加工中の環境負荷を抑えることが、環境意識の高い大手顧客からも高く評価されています。
ウラセ、マルサンアイではオフセット・クレジット(J-VER)制度に、2012年6月19日「RPFの利用による化石燃料由来CO2排出削減プロジェクト」を登録し、2013年5月14日に認証されました。(クレジット認証量34,898(t-CO2/年))
地球温暖化の原因になる温室効果ガスの削減を行うことにより、環境に配慮した企業活動を行っています。
プロジェクトを計画し、環境省から認証を受けるとカーボン・オフセット等に活用が可能な、金銭的価値があるオフセット・クレジット(J-VER)が発行される制度です。
カーボン・オフセットとは、企業活動などで出た温室効果ガス排出量のうち、どうしても削減できない量の全部又は一部を他の場所での排出削減・吸収量でオフセット(埋め合わせ)することをいいます。
ウラセでは、年間約200万トンの水を利用しますが、その内の約20%を再利用(Reuse)しています。
名水百選である「瓜割の滝」の湧水を使用したミネラルウォーター事業にウラセグループとして参入。若狭の名水を広くアピールすることで、地域貢献・地域活性化につなげています。